コンテンツSEO初心者がブログ1記事で問合せを増やす方法

コンテンツSEO初心者がブログ1記事で問合せを増やす方法

ホームページに見込み客を集客して問い合わせを増やす方法として最も簡単で確実なのは「困りごとを解決した優良客の事例をコンテンツとして発信し、その優良客と同じことで困っている見込み客に見つけてもらう」というコンテンツSEOです。この方法はたった1記事から効果を出すことができますので、コンテンツSEO初心者の最初の一歩に最適です。

ブログ1記事でも問い合わせは増やせる

SEOをしっかりやるのは難しいかもしれません。しかし、検索結果で上位表示できなくても、検索からのアクセスで問い合わせを増やすことはできます。たとえ検索結果の30番目や50番目に表示されていたとしても、検索結果のどこかに表示されていれば、探し当ててくれるお客さまは存在します。そういうお客さまとの接点を作るために、たった1記事だけ、ブログを書いてみましょう

この記事でお伝えするのは「検索結果の上位に表示されなくてもお客さまが探し当ててくれて、問い合わせをくれるブログ記事の書き方」です。まず、たった1記事だけ、僕の言うとおりに書いてみてください。難しいことは言いません。簡単に答えられる質問をいくつかしますので、それらの質問に対する答えをブログに投稿するだけです。

コンテンツ作成初心者のための質問

まず、あなたの製品やサービスにこれまでで最も満足してくれたお客さまを思い出してください。そのお客さまとの出会いはオンラインでもオフラインでも構いません。これから質問することは、そのお客さまについてです。そのお客さまとのやりとりをできるだけ細かく思い出しながら、これから出す質問にできるだけ詳しく具体的に答えてください。

  • そのお客さまはどんな状況で、どんなことで困っていましたか?
  • お客さまはその困りごとをどんな方法で解決しようとしていましたか?
  • あなたがお客さまに解決策として提案した製品やサービスはどんなものでしたか?
  • お客さまがあなたの製品やサービスを買うと決める前、お客さまはどんなことに不安を感じていましたか? あなたはその不安をどうやって解消しましたか?
  • お客さまがあなたの製品やサービスの購入を決断した決め手はどんなことでしたか?
  • あなたの製品やサービスはどんなふうにお客さまの困りごとを解決しましたか?
  • お客さまはその結果にどれくらい満足しましたか? それはなぜですか?

これらの質問の答えをブログ投稿画面に書き込んで、第三者が読んでも意味が分かるように読みやすく調整したら、ブログ記事の本文はほとんど完成です。この記事を公開すれば、同じ困りごとを抱いている見込み客が検索で見つけて訪問してくるようになります。そのうちいくらかの人々はお問い合わせに進んでくれるでしょう。

人は困ったときに、同じような困りごとを解決した人の事例を求めて検索します。困りごとを抱えたお客さまの状況と、そのお客さまが困りごとを解決した経緯、そして、あなたの製品やサービスが困りごとの解決にどんな役割を果たしたのかをブログ記事に書けば、同じような困りごとを抱えた別の人が検索で探し当ててくれます。

もちろん、検索ボリュームの大きなキーワードで上位に表示されたほうが、より多くのアクセスが集まります。しかしホームページのゴールがお問い合わせをもらうことなら、それほど大量のアクセスは必要ありません。既存のお客さまに似た人を的確に集客することで、ホームページからの問い合わせは増やせるからです。

効果的なコンテンツSEOのコツ

前項の質問に答えたブログ記事を書くだけでもいいのですが、ここからは、もっと検索に引っかかり、もっとお問い合わせにつながる記事にするための簡単なコツを紹介します。見込み客は何を調べているのか、また、見込み客が検索に使いそうなキーワードはどれか、という具合で、どこまでも見込み客の視点を忘れずにブログ記事を書くのがコツです。

主役は製品やサービスではなくお客さま

見込み客は自分の困りごとや自分のための解決策について検索しています。あなたの製品やサービスには興味がありません。一般論にも興味がありません。見込み客が見ているのは「そのページには自分の状況に合った情報がありそうかどうか」だけです。ですからあなたは、見込み客を中心にすえて記事を書く必要があります。

不満な状態のお客さま + 製品やサービス = 満足した状態のお客さま

ブログ記事には上記の数式のように、不満な状態のお客さまと、満足した状態のお客さまの両方を描きだす必要があります。繰り返しですが、見込み客は見込み客自身の不満な現状やなりたい将来像について検索しているからです。あなたの製品やサービスは主役ではなく、主役はお客さまです。それを忘れないようにしましょう。

端的で検索されそうなタイトルをつける

ブログ記事には記事の内容を端的に表す記事タイトルをつけましょう。タイトルは「Xな状況のYで困っていたお客さまがZを使って解決しました」のように、お客さまの困りごとをうまく表すタイトルをつけてください。また想像力を働かせて、その情報を知りたい人が検索に使いそうなキーワードをタイトルに含められれば最高です。

製品やサービスの紹介ページにリンクする

ブログ記事を投稿する前に、記事の末尾で製品やサービスの紹介ページにリンクしてください。アンカーテキストは「[製品名]の詳細を見る」や「[サービス名]の詳細を見る」のような簡易なもので構いません。記事で紹介したお客さまと同じような困りごとを抱えて訪問してきた人なら、期待を持ってリンク先を見てくれます。

まとめ

コンテンツSEOとは、自社の専門分野に関する役立つコンテンツを作成することで、見込み客を検索エンジンから集客することをいいます。このコンテンツSEOを実施するにあたって最も簡単で確実な方法は「困りごとを解消した既存客の事例を発信し、その既存客と同じことで困っている見込み客に見つけてもらう」ことです

今回はこれまでで最も満足してくれたお客さまを題材にしました。その他にも、最も典型的なお客さまや、理想のお客さまを題材にすることもできます。そのようにいくつかのパターンでほんの数記事ほどブログ記事を書いておけば、さらに問い合わせを増やせます。そんなに難しい作業ではないはずです。まずは始めてみましょう。

なおブログ記事はむやみに増やすよりも、ひとつひとつの記事に何度も手を入れてより役に立つ記事に仕上げていくほうが、SEOのよい経験になります。そうやって少し慣れてコツがつかめてきて、もう少しだけ高度なSEOに取り組みたくなったら、このサイト内のSEO(検索エンジン最適化)実践ガイドがお役に立つでしょう。

コンテンツ品質の約束