タイトルタグとは?意味と役割、SEO効果の高い書き方

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タイトルタグのSEO

タイトルタグとは、Webページのタイトルを指定するHTML要素です。ページのトピックをよく表し、魅力的で、キーワードを含んだタイトルタグを書くことで、SEOとユーザーエクスペリエンスに良い影響を与えることができます。この記事ではそのタイトルタグの効果的な書き方を解説します。

タイトルタグ(titleタグ)とは

タイトルタグ(titleタグ)は、Webページのタイトルを示すHTML要素で、head要素内に1回だけ記述します。タイトルタグに記述した文字列は、検索結果でのリンク文字列で使用されるほか、ソーシャルメディアでページがシェアされたときのスニペットや、ブラウザのタブやブックマークの見出しなど、ページの外でも幅広く利用されます。

SEOの視点からは、タイトルタグはページ内の要素の中で最重要です。タイトルタグの内容となる文字列には、そのページのトピックを的確に表し、しかもその内容を探している人が検索に使いそうなキーワードを含めて記述します。次のリストはタイトルタグの最適化によって得られるSEO効果です。

  • 検索結果での順位の上昇 – タイトルタグはページ内のすべての要素の中で最も強く重み付けされます。Googleはタイトルタグをヒントにページの内容を把握し、ユーザーの検索クエリとの関連性を理解するため、タイトルタグに含まれるキーワードで検索したときの順位を向上させる効果があります。
  • 検索結果でのクリック率の向上 – タイトルタグの文字列は検索結果上でリンク文字列として使われるため、検索意図に合った魅力的な文字列を設定することでクリック率を高める効果が期待できます。クリック率の向上にはランキングを上昇させる効果が期待できます。
  • ソーシャルメディアでの共有の増加タイトルタグの文字列はソーシャルメディアの投稿にも使われます。魅力的で興味を引く文字列を使用すると、ページへの訪問者が増え、ソーシャルメディア上で共有される機会や被リンクを受ける機会が増えます。

タイトルタグの書き方のコツ

タイトルタグは検索結果の順位に大きな影響を与える要素であるだけでなく、検索結果に表示されたときにユーザーがそのページに対して抱く第一印象にもなります。この第一印象が、リンクをクリックするかしないか、クリックするならどの程度の期待を持ってクリックするかを決めます。効果的なタイトルタグは少ない労力でランキングとクリック率に大きな影響を与えます。

全角25文字から30文字で簡潔に書く

Googleは長いタイトルを短く切り詰めたり、書き換えたりすることがあります。そして、文末まで読まないと文意がわからないという日本語の特性から、切り詰められたり書き換えられたタイトルが意味不明になる可能性もあります。そのため、タイトルの文字数は全角約25文字〜30文字以内ににすることをおすすめします。

ページごとに固有のタイトルを書く

タイトルはページごとに固有のものを記述する必要があります。固有のタイトルタグは、そのページの固有の内容を明確に示す役割を果たします。それにより検索エンジンは、そのページの内容やトピックを正確に把握でき、ユーザーの検索意図に合致するページを正確に表示できるようになります。

ページの内容を正確に表現する

タイトルタグには、ページ内で使っている主要なキーワードを使うようにし、ページの内容を具体的に想像しやすいタイトルを記述するようにします。一方、コンテンツ本文と無関係なタイトルや、コンテンツ本文内に存在しない語句を使ったタイトル、あいまいな表現などは使用しないようにします。

主要なキーワードを先頭付近に入れる

主要なキーワードをタイトルタグの先頭付近に記述します。検索結果やソーシャルメディア上での表示においてキーワードが途切れることを防ぎ、最も重要なキーワードがユーザーの目に留まるようにするためです。またMozの調査によれば、タイトルタグの前方にあるキーワードほど順位に大きな影響を及ぼす可能性があります1

クリックを喚起する魅力を付け加える

明らかな嘘や露骨なリンクベイトやクリックベイトもおすすめできませんが、付加価値を備えた魅力的なタイトルはクリック率の向上につながり、より多くの見込み客とコンバージョンが得られます。例えば「3つのコツ」や「10のヒント」のように数字を含めたり、「専門家が教える」や「プロも愛用」のようなキャッチを使うのも有効です。

サイト名を記載する場合は末尾に

サイト名が強力で有名なブランド(Amazonのような)なら、それをタイトルの先頭に追加することでクリックスルー率が向上する可能性があります。しかし通常はタイトルの最後にサイト名を記述しましょう。ほとんどの場合、検索ユーザーが興味を持っているのはあなたのサイトではなくそこにある情報のほうだからです。

Google検索結果に表示されたサイト名の例

また2022年から23年にかけてGoogleは上の画像のように、検索結果にサイト名を表示するようになりました。これを受けて、タイトルタグからサイト名(ショップ名や会社名やブランド名なども含め)を削除するサイトも多くなっています。このサイトでも2023年6月に記事ページのタイトルタグからサイト名を取り除きました。

WordPressを使用している場合、functions.phpに以下のPHPコードを挿入することで、タイトルタグからサイト名を取り除くことができます。以下の例は投稿と固定ページのタイトルタグからサイト名を取り除く指定です。

function remove_site_name($title) {
	if ( is_single() || is_page() ) { //タイトルを除くページの種類を指定
		$title['title'] = $title['title'];
		$title['site'] = '';
		}
	return $title;
	}
add_filter('document_title_parts', 'remove_site_name');

区切り記号を活用する

文字数に余裕がある場合には、タイトルタグに区切り記号(セパレーター)を使い、キャッチコピーや追加のキーワードを含めることができます。同様に、タイトル文字列を一文にしたところ長すぎて意味が通じにくいような場合にも、区切り記号を使って文を前後に分け、わかりやすくすることができます。

<title>タイトルタグのSEO</title>

上の例はこのページの最低限のタイトルで「タイトルタグ」と「SEO」という組み合わせがターゲットキーワードです。しかしこれではいかにも淡白で、クリックを誘う魅力に欠けています。そこで次の例のように、ハイフンを挟んだ後半にキャッチコピーを入れ、全角換算30文字とする案を考えることができます。

<title>タイトルタグのSEO - 検索順位とクリック率を向上させる書き方</title>

なお区切り文字にはハイフン(-)のほか、ダッシュ()、コロン(:)、パイプ(|)などを使うことも一般的です。これらはどれを使うと有利不利などということはなく、どれを使ってもSEOにもたらす影響はありませんので、見た目のバランスや好みで使うといいでしょう。

タイトルタグのよくある質問

ここからはタイトルタグについてのTipsをQ&A形式でまとめます。

タイトルタグはどこにありますか?

タイトルタグはページのソースの<head>要素内にあります。ページ上を右クリックして「ページのソースを表示」を選択し、ソースコードの中、<head>から</head>の間に記述されています。開始タグ<title>から終了タグ</title>までがタイトルタグで、その間にある文字列がタイトル文字列です。以下はその例です。

<title>ページの内容を的確に表す全角25文字から30文字程度のタイトル文字列</title>

タイトルタグの設定方法は?

タイトルタグの設定方法は、ページのHTMLを直接編集しているのはなく何らかのCMSを使用している場合には、ページの編集画面の中にタイトルを記述する部分があり、そこを編集すればタイトルタグに反映されます。以下の画像はWordpressのブロックエディタ(Gutenberg)で投稿のタイトルを記述する部分です。

Wordpressの記事タイトル入力

タイトルタグとh1タグとの違いは?

タイトルタグはユーザーがページ上で見るものではなく、検索結果のリンクやブラウザのタブのラベル、ソーシャルメディアでシェアされたときのスニペットなど、ページ外で目にするものです。一方のh1タグは、ユーザーがページ上で目にし、多くの場合そのページのタイトルを表す文字列です。

タイトルタグとh1タグはどちらもそのページの内容を端的に表す文字列ですから、多くの場合同じ文字列が使われます。また、次項にあるように、タイトルタグとh1タグの文字列に同じものを使うことによって、Googleによる検索結果上でのタイトルの書き換えを防ぐ効果があります。

タイトルが検索結果で書き換わっています

Googleの検索結果に表示されたとき、タイトルタグに指定した文字列とは違う文字列に書きかえられてしまうことがあります。タイトルが長すぎたり短すぎたりすると書き換えが発生しやすく、全角25文字から30文字の範囲で記述すると書き換えが起きにくくなります。

タイトルタグの書き換えを防ぐその他の方法としては、タイトルタグとh1タグに同じ文字列を使用することや、そのページに向けられたリンクのアンカーテキストをタイトルタグと一致させることも有効です。

「2024年」など年号を含めるべきですか?

そのページの内容が最新トレンドを追うものであるなら「2024年春モデル」や「2024年夏メニュー」のように年号や季節を含めたタイトルタグにすることで、検索結果でそれを目にした人にアピールする材料になるでしょう。それが好ましいユーザー行動につながり、検索結果の順位にもいい影響を及ぼす可能性があります。

上位のページのタイトルを真似るべきですか?

参考にする程度であれば構いませんが、筆者個人的には真似るべきではないと考えます。なぜなら、他のサイト上のページと似たようなタイトルでは差別化ができないからです。可能な限り、他とは似ていない独自性の高いタイトルを考えるべきです。たとえばあなたは、次のようなタイトルに魅力を感じるでしょうか?

<title>【2024年春】洗濯乾燥機おすすめ人気ランキング厳選18選</title>
<title>【2024年最新】ロボット掃除機おすすめ人気ランキング12選</title>
<title>【専門家監修】小学校入学祝いおすすめ人気ランキング20選</title>

この種のタイトルはどれも似たり寄ったりのアフィリエイトサイトであると事前に学習しているため、個人的にはクリックすることはまずありません。できるだけユニークで魅力的な、他とは似ていないタイトルをつけることで、こうしたユーザー行動を回避し、クリックしてもらえることにつながると考えます。

まとめ

キーワードや文字数にこだわりすぎると、実際の読者がタイトルを見てコンテンツを読むかどうかを判断していることを忘れがちです。タイトルは読みやすく、明確で、目を引くものでなければなりません。常に検索者を意識してください。重要なキーワードを使うことと、検索者の興味をひくことのバランスを取りましょう。

またそもそも、SEOで良好な結果を得るためには質の高いコンテンツが必要であることも忘れるべきではありません。タイトルタグは重要なランキング要素ですが、コンテンツの品質のほうがより重要です。質の高いコンテンツを作成したうえで、その内容に合わせて最適化されたタイトルを記述するのがベストプラクティスです。

脚注

  1. What Are Title Tags? [Plus FREE Meta Title Preview Tool] – Moz ↩︎